雨漏りの原因トップ5!放置すると危険な理由とは
- 樋口 理一
- 9月12日
- 読了時間: 6分

「あれ?天井が濡れてる...」
雨の日に天井を見上げたら、なんだか染みができている。壁にカビっぽいものが生えている。そんな経験はありませんか?
それ、雨漏りのサインかもしれません。
雨漏りと聞くと「ポタポタと水が落ちてくる」イメージがありますが、実は目に見えない形で進行していることも多いんです。
今回は、雨漏りの主な原因と、放置するとどんなことが起きるのかを、わかりやすくお伝えします。
雨漏りの原因トップ5
まずは、雨漏りがどこから起きやすいのか、よくある原因を5つご紹介します。
1位:屋根の劣化
雨漏りの原因で一番多いのが、屋根の劣化です。
屋根材のひび割れ、瓦のずれ、板金の浮きなど、屋根は常に雨風にさらされているので、どうしても劣化しやすい部分なんです。
特に、台風や強風の後は要注意。瓦がずれたり、棟板金が浮いたりすることがあります。
こんなサイン:
屋根材にひび割れや欠けがある
瓦がずれている
屋根の色が変色している
屋根に苔や藻が生えている
2位:外壁のひび割れ
意外と見落としがちなのが、外壁からの雨漏りです。
外壁に細かいひび割れ(クラック)があると、そこから雨水が侵入してきます。最初は小さなひび割れでも、放置するとどんどん大きくなってしまいます。
特に、窓の周りや換気口の周辺は要チェックです。
こんなサイン:
外壁に細いひび割れがある
外壁の一部が膨れている
外壁を触ると白い粉がつく(チョーキング現象)
3位:ベランダ・バルコニーの防水層の劣化
見落としやすいのが、ベランダやバルコニーの防水層です。
ベランダの床には防水処理がされていますが、この防水層は紫外線や雨風で劣化していきます。劣化すると、雨水が建物内部に染み込んでしまうんです。
こんなサイン:
ベランダの床にひび割れがある
水たまりがなかなか乾かない
床の塗装が剥がれている
ベランダの下の部屋の天井に染みがある
4位:雨樋の詰まり・破損
雨樋は、屋根に降った雨水を適切に排水する大切な役割を持っています。でも、この雨樋が詰まったり壊れたりすると、雨水があふれて外壁を伝って流れてしまいます。
その結果、外壁が常に濡れた状態になり、雨漏りの原因になるんです。
こんなサイン:
雨の日に雨樋から水があふれている
雨樋が曲がっている、外れている
雨樋に枯れ葉やゴミが詰まっている
5位:窓やサッシ周りのコーキングの劣化
窓やサッシの周りには、**コーキング(シーリング)**というゴム状の防水材が施されています。
このコーキングが劣化すると、ひび割れたり剥がれたりして、そこから雨水が侵入してきます。
こんなサイン:
窓枠のコーキングにひび割れがある
コーキングが剥がれている
窓の周りの壁に染みがある
雨漏りを放置するとどうなる?
「少しくらい濡れても、そのうち乾くでしょ」なんて思っていませんか?
雨漏りは放置すると、どんどん悪化していきます。想像以上に深刻な問題を引き起こすこともあるんです。
1. カビやダニが発生する
雨漏りで湿気が溜まると、カビやダニが発生しやすくなります。
カビは見た目も悪いですし、何より健康被害が心配です。特に小さなお子さんやご高齢の方、アレルギー体質の方がいるご家庭では、喘息やアレルギーの原因になることも。
2. 建物の構造材が腐る
雨水が建物の内部に入り込むと、柱や梁などの構造材が腐ってしまうことがあります。
木材が腐ると、建物の強度が落ちて、地震のときに倒壊のリスクが高まります。これは本当に怖いことです。
3. シロアリが発生する
湿った木材は、シロアリの大好物です。
雨漏りで木材が湿っていると、シロアリが寄ってきて、建物を食い荒らしてしまいます。シロアリ被害は見つけにくく、気づいたときにはかなり進行していることも多いんです。
4. 修理費用が高額になる
雨漏りを放置すればするほど、被害はどんどん広がります。
最初は屋根の補修だけで済んだのに、放置したせいで天井や壁の張り替え、構造材の補強まで必要になった...というケースもよくあります。
早めに対応すれば数万円〜数十万円で済んだのに、放置したせいで100万円以上かかってしまった、なんてことも。
5. 家財にも被害が及ぶ
雨漏りで家具や家電が濡れてしまうと、使えなくなることもあります。
大切な思い出の写真や本が水浸しに...なんてことになったら、お金では取り戻せない損失です。
雨漏りを見つけたらどうすればいい?
もし雨漏りの兆候を見つけたら、まずは応急処置をして、すぐに専門業者に連絡しましょう。
応急処置の方法
室内の場合:
バケツやタオルで水を受け止める
濡れた場所をしっかり拭き取る
除湿器や扇風機で乾燥させる
屋根の場合:
自分で屋根に上るのは危険です!無理に応急処置をしようとせず、プロに任せましょう。
プロの診断で原因を特定しよう
雨漏りの原因は、見た目だけでは判断できないことも多いんです。
天井から水が落ちている場所と、実際に雨水が侵入している場所が違うこともよくあります。だからこそ、プロの診断が大切です。
私たち三輪技建では、一級建築施工管理技士が、雨漏りの原因を徹底的に調査します。
屋根や外壁の目視調査
散水試験(実際に水をかけて確認)
サーモグラフィーによる調査
原因をしっかり特定してから、最適な修理方法をご提案します。
雨漏りは「予防」が一番大切!
実は、雨漏りは予防できるものなんです。
定期的に建物の点検をして、劣化している部分を早めに修理すれば、雨漏りを防ぐことができます。
定期点検のススメ
築10年を目安に外壁塗装
年1回は屋根や外壁をチェック
台風の後は特に要注意
「予防は治療に勝る」とよく言いますが、建物のメンテナンスも同じです。
まとめ
雨漏りの主な原因は、
屋根の劣化
外壁のひび割れ
ベランダの防水層の劣化
雨樋の詰まり・破損
コーキングの劣化
放置すると、
カビ・ダニの発生
構造材の腐食
シロアリ被害
修理費用の高額化
家財への被害
といった深刻な問題につながります。
「少しの染みだから大丈夫」と思わず、早めの対応が大切です。
私たち三輪技建は、「雨漏りをなくし、憂いをなくす」をモットーに、創業150年の経験と技術で、お客様の大切なお住まいを守ります。
雨漏りかな?と思ったら、まずはお気軽にご相談ください。無料診断も行っています。
この記事を書いた会社: 株式会社三輪技建(創業150年) 東京都知事許可(搬-4)第63758号 一級建築施工管理技士在籍
【お問い合わせ】 ウェブサイト: https://www.miwagiken.jp/ ※無料雨漏り診断実施中




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